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法月綸太郎『誰彼』 

誰彼(たそがれ) (講談社文庫)誰彼(たそがれ) (講談社文庫)
(1992/09)
法月 綸太郎

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(ノベルス版は1989年)

「客観的」評価 :★★★★★★★☆☆☆
   偏見評価 :★★★★★★★★☆☆
  キーワード :若さ故の過ち

     本格度 :★★★★★★★★
     ロジック :★★★★★★
     トリック :★★★★★
     意外性 :★★★★★★★
     緊迫感 :★★★★★★★
    読み易さ :★★★★

<あらすじ>
謎の人物から死の予告状を届けられた教祖が、その予告状どおりに地上80メートルにある密室から消えた!   そして4時間後には、二重生活を営んでいた教祖のマンションで首なし死体が見つかる。死体は教祖? なぜ首を奪ったか? 連続怪事の真相が解けたときの驚愕とは? 新鋭の骨格豊かな力作。
(裏表紙より)

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似鳥鶏『理由あって冬に出る』 

理由あって冬に出る (創元推理文庫 M に 1-1)理由あって冬に出る (創元推理文庫 M に 1-1)
(2007/10)
似鳥 鶏

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(文庫書き下ろし)

「客観的」評価 :★★★★★☆☆☆☆☆
   偏見評価 :★★☆☆☆☆☆☆☆☆
  キーワード :ライトノベル

     本格度 :★★
     ロジック :★★
     トリック :★★★
     意外性 :★★★
     緊迫感 :★★★
    読み易さ :★★★★★

<あらすじ>
芸術棟に、フルートを吹く幽霊が出るらしい――吹奏楽部は来る送別演奏会のため練習を行わなくてはならないのだが、幽霊の噂におびえた部員が練習に来なくなってしまった。幽霊を否定する必要に迫られた部長に協力を求められ、葉山君は夜の芸術棟へと足を運ぶが、予想に反して幽霊は本当に現れた! にわか高校生探偵団が解明した幽霊騒ぎの真相とは? 新鋭が放つコミカルな快作。
(裏表紙より)
  

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強化期間 

現在個人的に法月綸太郎再読フェア中。
少し前に古本屋で『ふたたび赤い悪夢』を手に入れたら、前作までを読むことが推奨されていたので。
だから書評は法月綸太郎が続きます。
気分で別の人のを挟むかもしれないけど。

それにしても法月綸太郎の長編は良い意味でも悪い意味でも、読むのに体力を要する。
長さは普通だけど、テーマが重かったり、真相及び経過が複雑だったりで。
よって心身共に良好な時に読むのが吉。
読後の疲労感は、心地良い疲労感。余は至極満足じゃ、と。
逆に疲れてる時に読むと、途中で内容を整理しきれなくなって、さらに疲れるだけ。

てか普通、疲れてる時に推理小説なんか読まないか。

法月綸太郎『雪密室』 

雪密室 (講談社文庫)雪密室 (講談社文庫)
(1992/03)
法月 綸太郎

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(ノベルスは1989年)

「客観的」評価 :★★★☆☆☆☆☆☆☆
   偏見評価 :★★★★☆☆☆☆☆☆
  キーワード :古典への挑戦

     本格度 :★★★★
     ロジック :★★★
     トリック :★★★
     意外性 :★★★★
     緊迫感 :★★★
    読み易さ :★★★★★

<あらすじ>
誇り高い美女からの招待で信州の山荘に出かけた法月警視だが、招待客が一堂に会したその夜、美女が殺される。
建物の周囲は雪一色、そして彼女がいたはずの離れまで、犯人らしい人物の足跡もついていないのだ。
この奇怪な密室殺人の謎に法月警視の息子綸太郎が挑戦する、出色本格推理。
(裏表紙より)

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